捕獲に必要な資格

もとは益獣だが、最近は被害の方がクローズアップ

コウモリといえば吸血鬼のお話などによく登場する動物として非常に怖い生き物というイメージがありますが、実際はそんなことはありません。確かに外国産のごく一部の種には吸血性のものもいるとのことですが、むしろ実態はハエなどの昆虫を食べる益獣です。また、東洋では古来から福を招く動物として歓迎されていました。 ただ、このコウモリも近年では害獣として位置づけられ、コウモリ駆除の必要性が言われるようになってきました。それは、環境の変化によってコウモリと人間の生活範囲が近づいてきたことによるものです。 コウモリによる害の代表的なものは、糞尿です。日本に棲息するコウモリのほとんどは小型種なので、小さなすき間でも容易に入り込み、民家の天井裏やビルの内部などに巣を作ります。そして糞尿によって建物を汚してしまうのです。

無許可での捕獲はNG

また、今のところ具体的な発症例は報告されていませんが、コウモリは狂犬病ウィルスを媒介するとも言われています。そのためむやみに接触するのは危険です。 コウモリ駆除を行うには、専門の駆除業者に依頼するのが適切です。というのもコウモリは鳥獣保護法に定める保護動物となっているため、無許可で捕獲することができないからです。それにそもそもコウモリの生態は一般にはほとんど知られていません。確実なコウモリ駆除には専門家のノウハウが必要です。 コウモリ駆除の基本的な流れは、まず巣の在り処を見つけ、忌避剤などを使ってコウモリを追い出します。追い出しに成功したら溜まったフンなどを片付け、消毒を行います。そして最後にすき間などをふさぎ、再侵入を予防します。 コウモリはもともと森林性の生き物ですが、森林の減少によって都会へと棲息域を移しつつあります。この傾向は今後も続くものと考えられています。